上野で運慶

東京国立博物館で26日(日)まで開催中の、特別展「運慶」に行きました。

日本で一番有名な仏師・運慶。

20代のデビュー作である、大日如来像から既に才能が炸裂しています。

強そうな毘沙門天も、愛らしく凛々しい童子たちもどれも素晴らしいですが、

ポスターやチケットにも登場する「無著菩薩立像」の静かな迫力は、天下一品!

ミケランジェロのダビデ像と並べたら、まさに頂上決戦となるでしょう(←妄想です)

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運慶の父・康慶の作品も、負けず劣らずの凄さ。

世阿弥もそうだったように、きっと運慶にとってはお父さんが心のライバルだったのだと思います

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秋の庭園解放も実施中です







石川県のアイドル

山代温泉の「やましろすぱクロくん」と

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石川県の「ひゃくまんさん」

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どちらも好きなので、裏から開け閉めできる「顔はめ」になっていたらなあ、と思いました







レオナルド×ミケランジェロ展

豊かな緑に囲まれた素敵な空間、三菱一号館美術館で開催中の「レオナルド×ミケランジェロ展」に行きました。

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当たり前のように思いますが、やはり2人とも「素描」からして天才的。何事も基礎から。アートは技術、ということがよくわかります。

まず”観る力”が圧倒的に違っているのだと思う。対象を徹底的に観て、それを自由に思い通りに描けるようになるまで描き続ける。それを愚直に繰り返したのだろうということがヒシヒシと感じられます。

そして今回メインの広告に使われている2点の作品はとても小さい。

レオナルドの「少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作」(1483-85年頃)は、181×159mm。

ミケランジェロの「<レダと白鳥〉の頭部のための習作」(1530年頃)は、355×269mmです。

メインなのにずいぶん地味と思ってしまいそうですが、会場のフォトスポットにはそれを大きく伸ばした展示があります。そうしても粗さが見えるどころか、2人のそれぞれの技術や工夫の素晴らしさが際立ちます。その細やかさと美しさは鳥肌が立つほどです。

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「コスモスの人」レオナルドはとても学究的です。作品には謎が多いと言われますが、単に絵を描くという以上の様々な実験や試験を、常にしていたのではと思う。だから彼の作品にはまだ見ぬ”未来”が詰まっているようです。

対する「カオスの人」ミケランジェロは職人的。クライアントに要求された”お題”に懸命に取り組み、その結果期待以上の、誰もが驚くものを出してくる。こちらはまだこの世ができる前の”神話”の世界にまで遡っている感じ。

全く方向性が違うのを、改めて確認。実際には、2人が直接対決することはありませんでした。けれども後世の人が残された作品でそれをしたところで、結局は「2人ともすごい!」というところに落ちつくしかないのだなあと、ため息が出ました。

※コスモスのレオナルド、カオスのミケランジェロについては、木下長宏先生の「ミケランジェロ」(中公新書)をぜひお読みください。

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ミケランジェロが手掛けたと言われている(完成者は別)の「十字架を持つキリスト」は、美術館の外からも見えるように設置されているそうです。

教えてくれたのは、参加したギャラリートークでお世話になった素敵な学芸員さん。

楽しい時間をありがとうございました













象の鼻テラス

慌てて書いている、2017年の夏休み?シリーズ。

次は横浜の日本大通り。ピカチュウのパレードではスタート地点となった、「象の鼻パーク」にある「象の鼻テラス」です。

休憩所であり、カフェでもあり、イベント・スペースでもあり。アルテックのテーブルとスツールが並び、北欧テイスト。

港に向けた広い窓には、詩人・谷川俊太郎さんの質問が。海を越えて遠いところまで想いが広がります。

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3種類の鎌倉ハムがぎっしりで、パンも美味しいサンドイッチ(780円)

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そして季節毎にフレーバーが変わるという、可愛いロールケーキ(480円)。私の行った時はマンゴーでしたが、これも美味しかった!

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横浜市・開港150周年事業として2009年にオープンしたそうですが、企画運営にはスパイラル/株式会社ワコールアートセンターの名前が。道理でお洒落で気が利いているはずですね。

月に一度の老子の勉強会の前に、また行こうと思います








「建築倉庫」ミュージアム

建築模型づいて、天王洲にある「建築倉庫」に行きました。8月26日付の日経新聞でも紹介されていましたが、近年この界隈は寺田倉庫を大家さんとするアートな街に変貌中。ここもそのひとつです。

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中に入ると建築模型がぎっしり! さすが「建築模型に特化した国内唯一のミュージアム」(「建築倉庫」HPより)。
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展示しつつ保存するというコンセプトも秀逸で、プレゼンを通って実際に建てられたものも、そうでないものもありますが、「ああ、あの!」とか「へえ、あそこか!」とプロジェクトもたくさん。商業施設、公共空間、個人の家まで、何でもありです。

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遊び心溢れる、こんなのも。

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キリンの中にはちゃんと人がいます。

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アイディアを絞り、時間もお金も人手も掛けて作った模型を、こういう形で見せる、見ることができるのはとても幸せですね。

そしてここでも建築を志していると思しき若い女性(なぜか女の子が多い)たちが熱心に、グーッと近づいて細部の写真を撮っていました。課題の参考にするのかな?

「日本の家」展でも感じましたが、若い人は建築やデザインに興味があって、勉強している人も多いようです。その情熱とパワーがフルに社会で発揮できるように、また活かせる社会であるように、と願わずにはいられません。

帰りは近くのT.Y.HARBORで、海を眺めてゆったり。と思ったらリニューアル中でお休み。。とっても残念でした
追記:現在は再開しています










「日本の家」展

「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」 (東京国立近代美術館)に行きました。

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”建築と”というテーマをうっかり見逃すと、「かつてウサギ小屋と言われた日本の家の歴史」かと思ってしまいそうですが、さにあらず。

「日本の建築家56組による75件の日本の住宅建築を、400点を超す模型や手書きの図面、写真、映像などで紹介」(展覧会HPより)する企画で、建築関係者の皆様はもちろんのこと、私のような門外漢でも知っている名前がずらり。

いきなり丹下健三とアントニン・レ―モンドの自宅の写真と図面からのスタートです。

このお2人の自宅は土地も広々していますが、庶民にはなかなかそんな好条件はない。日本の建築家は、いかに制約のある(狭いとか細長いとか入り組んでいるとか)のある土地に、魅力的な建築をつくろうとしてきたかがよくわかります。

そして皆さん、自宅の設計は思い切り振りきれてます(今回は写真だけでしたが、窓のない伊東豊雄の「中野本町の家」なども)

建築家は自分の家を通じて、自分の考えていること、思想を目で見える形で試したり表現できる。それはとても面白いことでもあり、また怖ろしいことでもあると思います。

来場者は、建築に興味があるらしき若い人(高校生くらいから社会人)が多いのが印象的。夏休みだからかな?

またローマ、ロンドンでも好評を博したということですが、知識層らしき海外観光客の方々も多数で、皆さんとても熱心。なぜ数ある(そしてもっと目立つ)東京のイベントの中からこの展覧会を選んだのか、どこから情報を得たのか。興味がふつふつ湧きました。

常設展示では、松本俊介の絵を発見。絵の具を削り落とすような独特のタッチに触れ、皇居のお堀に臨む部屋でホッとひと息。

展覧会は10月29日(日)までです

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ピカチュウの夏・イベント編

夏とは思えないパッとしない天候の中、横浜みなとみらいで開催された「ピカチュウ大量発生チュウ!」に行って来ました。

コアなファミリー層に加え、スマホ片手のポケGOプレイヤーの方々、国内外からの観光客の皆さんが入り乱れて、体感で例年の倍以上の人出。各施設も道も人でぎっしりです。
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今年初登場のイベント、日本大通りの「パレード」は、雨も止んで奇跡的に実施されました

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山車に乗ったピカチュウが現れ、いざ出陣!

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ここでも沿道に溢れかえる人人人。ルートのすぐ前にある県庁の皆さんもビックリしたことでしょう。


もうひとつ初お目見えの「ピカチュウ船上グリーティング」(ピカが何匹も舟に乗り、沿岸の皆さんにご挨拶するという企画)は、残念ながら雨で中止に。

けれどもラッキーなことに、横浜みなと博物館に現れた「帆船日本丸」の水兵さんと船長さんスタイルのピカチュウに遭遇(やった~

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ダンスが上手な可愛い水兵さん。足のところに鈴がついていて、動くとシャンシャン鳴ります


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凛々しい船長さん。ご挨拶の後は、スタッフのおねえさんに促され、デスクワークをしに渋々船室に帰って行かれました


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9日間のイベントの間、頑張るピカチュウたちと彼等を温かくサポートするスタッフの方々。サンバイザーを配ったりグッズを販売しつつ来場者に対応するスタッフの皆さんは、本当に大変だったと思います。お疲れさまでした。

皆さんのお陰で、雨でも大混雑でもとても心豊かな楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました